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三月八日、病院の階段で
About this book
北緯七十八度、太陽が四か月昇らない町ロングイヤービーエン。毎年三月八日、戻ってきた光が取り壊された旧病院の階段に届き、町じゅうがそこで太陽を迎える。二〇二六年のその日、強風で式典は教会の中へ移された。誰もいない階段で、一年以上口をきいていない二人が再会する。犬ぞりガイドを外された遠野澪と、ノルウェー最後の炭鉱が閉じた日に島を去った炭鉱夫アクセル。彼が持ち帰った小さな包みには、澪がずっと知りたくなかった答えが入っていた。澪の弟の蓮と、タイから来たノックもまた、離れた恋人を待っている。物語はそこから一年ずつ過去へ遡る。なぜ二人は別れ、なぜそれでも互いを待ったのか。
Book details
- Genres:
- Classic Romance, 恋愛小説, 群像劇
- Language:
- ja
- Published:
- 2026-10-31
- Content rating:
- R