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芯入り菊の夜
About this book
新潟の川沿いの町・緒川。かつて「火の娘」と呼ばれた花火師・鳴海朔は、十年前の大会で一発の玉が低空で開き、十九歳の弟子を死なせた。有罪判決、家業の廃業。いまは隣県の港の製氷工場で、零下十度の夜勤に身を沈めている。そこへ届いた依頼――十年ぶりに復活する大会で、死んだ弟子のための追悼の一発を作ってほしい。同じ週、工場に「森下」と名乗る無口な男が入ってくる。彼の手際は日雇いのものではない。彼はなぜ、朔のそばに現れたのか。そして朔が十年間、錆びた缶の中に閉じ込めてきたものとは何なのか。
Book details
- Genres:
- Dark Romance, 文芸, サスペンス
- Language:
- ja
- Published:
- 2026-11-02
- Content rating:
- PG