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天幕の上に凧をあげろ
About this book
港町ヨドミは三十一年間、巨大な布の屋根『大天幕』の下にある。外の空気は毒だと教えられ、空を見ることは禁じられている。天幕のほころびを直すのは、命綱一本で梁を渡る子どもたち『縫い子』だ。十二歳の縫い子ツグミの手首には、鳥の形の火傷がある。地下の凧屋の老婆たちは彼女を『空をひらく子』と呼ぶ。凧の日の夜明け、ツグミは四十メートルの天頂で千枚の凧を握っている。相棒のソウはもういない。町の人は、ソウがツグミを売ったと言う。物語は、その朝からさかのぼって始まる。少女はなぜそこに立っているのか。そして少年は、本当は何をしたのか。
Book details
- Genres:
- Adventure, Dystopian, Coming-of-age
- Language:
- ja
- Published:
- 2026-11-02
- Content rating:
- R